赤ちゃんの体幹は一生のタカラモノ

のべ2300組以上のママと赤ちゃん、そして４人の子育てを通し子ども達を見てきてわかったのは、赤ちゃんはみんな体幹が強く、心もたくましい。けれどママが赤ちゃんにする何気ない扱いや言葉掛けによってその子の能力が出せなくなること。

心と身体をたくましく育てた我が家の子ども達。長女は日本人女子初インドネシアのバリにあるグリーンスクールの卒業生となり、世界から集まる気候変動の会議cop24,25に参加し小泉元環境大臣と意見交換をしたり、「大学は待ってくれるけれど、気候変動は待ってくれない」と休学して全国の小中高校で環境の大切さを伝える活動をしています。依存させない正しい愛情を受け取った子どもは、どんな困難にも立ち向かえ信じた道をゆく心と身体の強さを持つことができます。

学校や習い事の先生と話をして共通するのは、伸びる子はしっかり育った体幹があり、また心が満たされているという事。

小さな段差を乗り越えた時に手足を滑らせて顔を打ったなど小さな失敗体験を積み重ね、全ての発達段階を飛ばさず体幹を強くした赤ちゃんは立ち上がった後、転びにくく、危険な場所を察知する能力が高い、また、失敗を見守ってくれるママやパパの元で安心してチャレンジを続けるからどんどん伸びるのです。

ママ達が疲弊してしまう赤ちゃんの夜泣きも、実はちょっとしたことで改善しますが一般的には、そのスキルも出回っていません。

立ち上がるまでの発達で不足してしまっている動きを引き出し全ての発育発達を経験させ、目の前の赤ちゃんを見て判断できる知識を持ち、ママやパパが自信を持って周りの言葉や情報に振り回されない子育て軸を持つための０歳児からの家庭教育をお伝えします。

赤ちゃん体幹トレーナー　露木由美

体験から学ぶ子が活躍する時代へ

山川海の大自然の中で子どもたちに自然体験教育を実施してきました。そこで気づいたのは、伸びる子と伸びない子の差。この違いは何から生じているのか気になっているところで、脳外科医の篠浦伸禎先生に出会いました。脳には個性があり、タイプを伸ばしていく大切さやストレスをコントロールする考え方を学び、家庭でできる体験学習を組み入れながら我が子を育てました。子どもたちは、すくすくのびのびと育ち、遊び、お手伝い、勉強も親が指示することなく、自ら考えて行動するように。そして、個人では最年少（中3）で環境省グッドライフアワード社会環境イノベーション賞を受賞。また、株式会社ユーグレナのサミットメンバーに選ばれるなど、中学生のうちから社会貢献に励んでいます。家庭で子どもの個を伸ばしてあげれば、子どもは自ら無限の可能性を切り拓いていくのです。

私たちは未来を予測することはできません。自然災害、コロナ禍、戦争など何が起きるかわからない先行き不透明な社会に生きています。この中で、求められる本質の教育は、どんな時代になってもたくましく生き抜き、幸せになる人間学ではないでしょうか。

しかし、子どもたちがのびのびとたくましく育つ環境は減少しています。生まれてから便利で快適なものが当たり前にある暮らしで、近所で遊ぶと通報されるような閉塞的な地域もあります。パパやママは子どもたちの体験不足が助長されるような社会の中で、ご自身も忙しくストレスを抱えやすい環境の中で、どのように育てればよいのかと悩まれていると思います。私の子育てはひと段落しました。次は、全国のパパやママを支えていきたいと考えています。どんな時代になってもたくましく生き抜く子を育てるために、親もワクワクできて、子どもも伸びていく新しい家庭教育をお伝えします。

体験教育家　佐藤陽平